TANOROSHI

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【霊視ノベル】コロナの時代をどうやって食べていくのかのヒント

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現コロナを乗り越えた先に光が見えた!!

どうやって食べていくのか?という問いに対してのヒントはそこらじゅうに落ちていて、それを拾う意思があるのかどうか、です。
このTANOROSHIブログから、もしヒントを得ることができたなら、きっとあなたはこの時代を有利に動くことが出来るでしょう。

病院を例え話に取り上げましょう。

ここ数年、救急車の不適切な利用が問題になっていましたね~。
こんなことで救急車?! 看護師が感じる救急車利用の実態|看護roo![カンゴルー]救急車の利用者の半分は入院の必要がない「軽症」 - シニアガイド




Aパターン
2020年X月
明らかに救急車が必要ないと思われる人が救急車を呼んでしまう、病院の薬がなくなったからとか、台所で包丁で指を切ったとか、悪質な場合はタクシーの代わりに呼んだということも実際あります。
救急車の呼び出し回数は年々増加していて、少しでも適切な利用をしてもらわないと、そういう人がいることによって、本来助けられるはずの急病人を助けられないケースもあったのではないかといわれています。

地方自治体は、救急車の適正利用を促すパンフレット・ポスター・ホームページでの呼びかけなどをして、救急電話相談ダイヤルのようなホットラインで、119番を呼ぶかどうか迷った人に有資格者が相談やアドバイスをする制度を作っています。

しかし、それでも救急車の不適切利用はまだ無くならないのが現状です。

総務省は、不適切な利用者は救急車に乗せなけばよい、という方針を打ち出しました。救急車が現場に駆けつけた時に、明らかに緊急性がないと判断される場合は、患者を乗せずに引き返せ、と。

しかし、それが本当に正しい方針なんでしょうか。
例えば「高齢者が家の中で転んだ」からといって、それだけで「軽症」とは判断できません。高齢者の場合は若者と違って、ただ転んだことによって骨折したり、脳出血をおこす可能性が高いからです。高齢者の事故の8割が転倒だと言われています。その全てが軽症と片付けられないのです。
不適切な利用をしないで!と呼びかけることによって、高齢者が「ただ転んだだけだから」と救急車を呼ぶことをためらったり我慢してしまうと、それもまた救える命が救えないことに繋がってしまうのです。

そんな中で、新型コロナが上陸し、その災禍が長期化していきます。

患者の中には病院を避ける人が続出します。新型コロナは病院で感染しやすいと報道され、病院での感染を恐れるからです。中には、明らかな腹痛など危険な兆候があっても病院を受診しない人まで現れてしまいます。

202X年Y月
とうとう医療崩壊がおきます。医療現場はパニック状態におちいり、新型コロナ感染者だけでなく、一般の病気についても診察や治療が満足に出来なくなってしまいました。通路や待合室にあふれかえる呼吸器系患者たち。よりによってこんな時に、あなたは自宅で身体にしびれを感じたとして救急車を呼んでしまいます。病院に搬送され、パニックにおちいった医療現場を目の当たりにし、満足な診察や検査も受けられないまま放置され、不安な一夜を過ごします。翌日、やっと診察を受けられることになり、診断は大事には至らないということになりました。

しかし、その来院がもとで、あなたは新型コロナに感染してしまったのです。




Bパターン
202X年X月
数年前まで救急車の不適切な利用が問題になっていましたが、ある時点で患者が救急車を呼ぶことが本当に妥当なのかどうかは、出来るだけ初期の段階で、ある程度正確に判断することが、一番合理的であり望ましく、救命率が高いことが確認され、全国一斉にスマートフォンに緊急通報アプリがインストールされました。

iPhoneなどのホーム画面から「緊急通報アプリ」を開くと、「通報(通話)」「事件」「事故」「火災」「救急」「相談」などの緊急通報関連の選択肢が一括で表示され、例えば、「事故」を選ぶと、AIが「Q:どのような事故ですか?」などの質問と選択肢を出していき、選んでいくだけで適切な通報(110番や119番)や情報に自動的に繋がります。
「救急」を選んでも同様に症状や部位などの選択肢に答えて行き、緊急性が高いと判断されたら、オペレーターにつながって救急車が手配され、緊急性が低いと判断されたら相談ダイヤルへ繋がったりするのです。発信場所は自動的にGPSの情報として送られます。

高齢者などの中には、はじめから電話での通話を選択する人もいる一方で、若い世代にはこのアプリが浸透し、少しずつ不適切な利用が減ってきました。


一方、多くの病院ではオンライン診断が出来るようになりました。わざわざ病院に行かなくても、スマートフォンなどから有資格者の問診を受け、来院する必要の無い人にはオンライン診断で済ませることが出来るようになったのです。例えば、病院への通院は薬をもらいに行くだけという人が結構います。そういう人の中には、医者と世間話をしに来ているかのような人もいたのです。

医療業界は、もうずっと前から人材不足だと言われています。この人材不足を解決するには、医師や看護師などの資格があるのに事情により現場で働けない人を職場復帰させることも大切だとされています。医師や看護師の負担を減らすことも重要です。
オンライン診断は、オンライン上ですから、テレワークなどで自宅で診察することも可能です。病気や身体障害、親や配偶者の介護、子育てなどが原因でフルタイムで病院勤務が難しい有資格者に、自宅でオンライン診断をする仕事をしてもらい、その内容やデータを病院の現場医師と共有しているので、人材確保と言う面でも優れています。

スマートフォンの緊急通報アプリは、緊急性が無いと判断された患者に対し、近所の病院のオンライン診断につながる一覧表を画面に出して、受診するよう促します。

緊急通報アプリとオンライン診断が普及したおかげで、新しい課題はあるものの、救急医療の現場で適切な治療をすばやく実現させることが出来たばかりか、今まで事情により働けなかった人が自宅で働けるようになったり、現場医師の負担は全体的に軽減されたのでした。

202X年Y月
蔓延した新型コロナが、とうとう医療崩壊をおこします。医療現場はパニック状態におちいり、新型コロナ感染者だけでなく、一般の病気についても診察や治療が満足に出来なくなってしまいました。通路や待合室にあふれかえる呼吸器系患者たち。

その時、あなたは自宅で身体にしびれを感じ、スマートフォンの緊急通報アプリのAI診断を受けました。AIが、各病院のオンライン診断をすぐ受けるように促したため、あなたは近くの病院が主催しているオンライン診断を受診。すると、いまのところ緊急性はなく、もし症状が悪化したら再度要連絡ということになりました。

あなたは新型コロナのウイルスが飛び交っているパニック状態の病院に突進することなく、感染せずに済んだばかりか、医療費も通常の来院より安く済んだのでした。


あなたはどちらのパターンの世界に生きたいですか?
どちらのパターンの世界が、よりコロナ感染者が少ないと思いますか?
医療崩壊が早期に解消されるのは、どちらのパターンだと思いますか?
どちらのパターンに生きている人が、より多くコロナから生還すると思いますか?
救命医療で救える人が多いのはどちらのパターンでしょうか?
どちらのパターンの世界が医療費を削減できると思いますか?
あなたが医療関係者なら、どちらのパターンで働きたいですか?
あなたならどちらのパターンを望みますか?

あなたはこの例え話から、どのようなヒントを得られたでしょうか。





コロナ禍の解決を「時間まかせ」「国まかせ」「世間まかせ」にして、現状維持やコロナ以前への回帰を選択する怠惰な企業や店舗と、自覚のない個人は、破産するしか道はありません。
時代は変わったのです。もう元の時代には帰れないのです。逆に言えば、新しい時代に気がつけばいいのです。乗ればいいのです。創造すればいいのです。