TANOROSHI

お告げ的なことを語るため緊急開設。 魔を殺し タノロシ 楽し 神おろし

祈病祝詞

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祝詞を詠みましょう

祈病祝詞(やまひの いのりのりと)


かけまくもあやにかしこき くにつくりしし
掛巻久母綾に畏き 国造りしし

おほなもちのおほかみ すくなひこなのおほかみたちの
大名持大神 少彦名大神等の

うづのおほまえに かしこみかしこみもまをさく
宇豆の大前に 恐み恐みも申さく

このごろよもやものさとざとに ときのけおこりて ひとらさわにやみこやし
日頃四方八方の郷郷に 時疫おこりて 人等多に病臥し

あるは うせぬるすくなからぬきざしをら うれへなげかひ
或は 失ぬる少なからぬ兆をら 愁歎かひ

かみよの はじめのときに おほかみたち もろもろのやまひを
神代の 初時に 大神等 諸々の病患を

おさむるくすりとまじないのわざとをおしへたまひて 
治療る薬と禁厭の方とを教給ひて 

あおひとぐさをすくひたまひ めぐみたまひし
青人草を救給ひ 恤給ひし

ひろきあつきみたまのふゆをとふとびまつり あおぎまつりて
弘き厚き恩頼を貴奉り 仰奉りて

きょうのいくひのたるひに いやじろのみてぐらささげもちて
今日の生日の足日に 礼代の幣帛捧持て

たたえごとおへまつらくを たいらけくやすらけく きこしめして
称辞竟へ奉らくを 平良けく安良けく 所聞食て

やまひにおえなやめるひとびとを いまもいまももとくなをしたまひ
病患に痒悩める人人を 今も今もも疾く癒給ひ

たすけたまひ こののち このところに ときのけなからしめたまへと
助け給ひ 以後此処に時疫無有良志米給へと

かしこみかしこみもまをす
恐み恐みも白す


《TANOROSHI意訳》
口に出すことさえも畏れおおき 日本の国をお造り下さった
大名持大神さまと少彦名大神さまの立派なご神前にて
恐れながら申し上げます
このごろあちこちの地域で疫病が発生して、
たくさんの感染者やたくさんの死亡者が出そうな兆しがあり
愁いております (大神さまたちは)神代の昔に色々な病気の
治療薬や呪術をご教授下さって 人々を救って下さった
その広く厚いご加護を貴んで信仰いたします
今日の良き日に お供えものを捧げて拝んでいる(私達の)様子を
穏やかな気持ちで聞いて欲しいのです
疫病で悩んでいる人たちに 今すぐに治療のご加護を下さいませ
お助け下さいませ
これから以降、ここ(日本、地方、郷土など)の疫病が終息しますように
と、恐れながらも申し上げます


この祝詞は、祝詞本に出てくる「祈病祝詞」という祝詞をベースに、TANOROSHIが少し変えたものです。時疫(ときのけ)とは疫病のことで、もちろん新型コロナを指す言葉でもあります。

(強制ではないですが)みんなで神棚の前で神様に祈るしかないな、ということで今日はこの祝詞をアップさせて頂きました。

この祝詞大名持大神さまと少彦名大神さまに対して、祈っている内容なんですが、必ずしも、あなたのお宅の神棚でこの2柱の神様たちを祀っていなくても、この祝詞を詠んでも大丈夫です。また、「立派な神前に」という意味が含まれていますが、相当する場所がお宅になくてもかまいません。なぜならこれは慣用句なので。

こちらの祝詞の方が、医者とか医療とか治療法とか薬とかそういう現実的な治療に対して祈っている感じがある内容ですから、初心者の方には解りやすく詠みやすいかもしれませんね。


新型コロナ(=疫病)が一日も早く終息し、現在感染している方々の一日も早い治癒をお祈りいたします。また、罹患された方、および関係者の皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。