TANOROSHI

お告げ的なことを語るため緊急開設。 魔を殺し タノロシ 楽し 神おろし

【霊視ノベル】コロナの時代に、アパレルの悪魔になるか天使になるか

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コロナを乗り越えるということの本当の意味と、その先の光とは

今現在のみなさんは、新型コロナに注目しすぎて災害のことを忘れてしまっているかのようです。ウイルス禍だからと言って地震や噴火がおきないということはありません。

この10年間だけをみても、マスクを着用しないと健康上の重大な問題を引き起こす可能性のある災害が各地で度々おきています。その度に、ファッション上の問題からマスクを着用しない人がいることは、本人にとっても社会にとっても決して良い事ではありません。ファッションをデザインし主導する人たち(もちろんマスコミにも)には、大きな責任があるはずです。


ところで、
これから話すことは「そんな素人みたいな、絵空事~」と言われるのかもしれませんが、わたしみたいな素人の霊視内容だからこそ、本当のヒントになるんじゃないかしら?
アパレル関係の方だけじゃなく、このブログにたどり着いてヒントを得られた人や企業は、コロナを乗り越えることができるのではないでしょうか。


あなたは、下記のAパターンとBパターンでは、どちらの世界に生きたいですか?


Aパターン
202X年X月
洋服っていうのは、どこからともなく流行がはじまって服が売れるわけでなくて、「来年の春の流行はコレ!」って誰かが決めて、その作られた流行に沿った服が作られたり、仕入れられたり、売られているものです。

だから、ショップの1店員がその店でどういう服を売るのか決められるわけもなく、本社のMDがどんどん送ってくる商品を、ただひたすら売りさばいているという感じになっている。

何か「こころざし」とか「正義感」があってショップの店員をやっているっていうことは、あまり無いんでしょうね。漠然と将来に不安を抱えていて、休日と休日の間を忙しく働いているという感じ。

しかも最近はぜんぜん服が売れなくなってきていた。

202X年Y月
そんな時に新型コロナウイルスが流行してしまいます。あれよあれよと言う間に世界中の人たちが感染し、とうとう都市封鎖(ロックダウン)まですることになってしまったのです。

コロナの流行は販売業を直撃してしまいます。なにせ、人と人が2m以上、国によっては5m以上離れなければならないのです。とても販売なんて出来ません。家から外に出られない人たちが、わざわざ外出用の服を買うわけがないのです。

有名ブランドや百貨店、ショッピングモールの専門店は、次々に閉店や閉鎖に追い込まれてしまいます。

従業員たちは、口々に「休業補償をくれ!」とか「有給扱いにして!」とか「退職金を!」と会社に要求しますが、補償や退職金は企業の経営を圧迫してしまい、あっけなく倒産してしまうのでした。

もともと貯金できるほど給料をもらっていないショップ店員たちは、突然のコロナ禍で暗闇に放り出されてしまったのです。すぐに貯金は底をつき、生活できなくなる恐怖に襲われます・・。


Bパターン
202X年X月
実はアパレル関係の仕事をする人っていうのは、転職先もだいたいアパレル関係になることが多いんです。だから、あっちこっちの店に、元同僚とか元先輩とかが働いていたりしてしまう。
「あそこの▲▲▲ブランドの店長って、実はわたしと同期で入社した人なんですよ。」
なんてことがよくあるものです。

そうでなくてもバックヤードでは普通に挨拶したり、おしゃべりしたり、百貨店なんかは一緒にご飯を食べることだってあります。
ショップの店員同士が、全て仲が良いということはないですけど、離れた立地にあるショッピングモールでも、ライバル店であっても、元同僚とか顔を知っているということがよくある話なんです。

最近の店員同士の会話は「増税してから景気悪くなってきてますよね。」「ホント最近、服が売れないですね」「出会いが欲しい~」だったかな。


202X年Y月
そんな時に新型コロナウイルスが流行してしまいます。あれよあれよと言う間に世界中の人たちが感染し、とうとう都市封鎖(ロックダウン)まですることになってしまったのです。

コロナの流行は販売業を直撃してしまいます。なにせ、人と人が2m以上、国によっては5m以上離れなければならないのです。とても販売なんて出来ません。家から外に出られない人たちが、わざわざ外出用の服を買うわけがないのです。

このままでは、企業や百貨店、ショッピングモールの専門店・・と次々に閉店や休業、倒産、解雇が広がってしまいます。

封鎖→休業→倒産→解雇は、まるで負の連鎖のように広がっていくのです。

なので、出来るだけ封鎖や休業の影響を最小限に食い止めること。そして、解雇者を出さないようにすることが、結局は混乱から早く立ち直ることが出来る道でもあるのです。

労使がよく話し合い、できるだけ解雇を避ける道を模索することです。労組側が、ただお金お金と要求するばかりではラチがあかないし、経営者側が首切りの結論ありきでもいけない。粘り強く話し合うことです。辞める、切る、の早計な結論を出してはいけません。

まもなく、店員同士が草の根で立ち上がったのでした。
SNSなどで声をかけて、いろいろなショップの店員やアパレル関係者が集まって(グループチャットやSlack上などで)勉強会を開くのです。議題はもちろん「コロナ終息のために私たちができること」です。

ある店の店長が発言します。
「いままで私たちアパレル産業は、作られた流行をお客様に押し付けてきた。近年アパレルが苦戦している原因は、そういうやり方も原因ではないか。今、わたちたちが気づいて、すぐにやらなければいけないことは、お客様の本当の喜びと健康のために、アパレルから世界を変える。つまり、感染防止に役立つファッションの提案。アパレルこそ感染防止に一番寄与しなければいけない業界なんじゃないか。」

(今現在は、そもそもマスクが足りないじゃない!と思われるかもしれません。しかし、マスクが足りない時に十分に議論し、話し合うべきなのです。)

別の人が発言します。
「若い方や中年の男性にマスクを着用していないお客様が多く見受けられる気がします。いずれマスクが手に入るようになった時に、全員がマスクをしたい!とかマスクは逆にダサくない!とかマスクをしてもファッションに影響がない!ということを、感じてもらいたいし、新しいマスクファッションにワクワクしてもらいたいんです。」

感染した人がマスクをしないで咳を10回すると、約1000万個の新コロナウイルスが吐き出されます。一方、マスクを着用していると10回でも約100万個。それでも多いですが、およそ1/10にはなるのです。いかにマスクをしないことが脅威になるか、マスクが似合わない服を売ることが今の世の中にとって反社会的かがわかります。

勉強会では、マスクだけでなく、さまざまなアイディアが出されました。素材・形状・PR・仕入れ・経営者側への説得、自分の会社や店でも試作品を作ることや、マネキンにマスクをさせること、流通が混乱している中でどうやって製造や輸送するか、こういう活動に対してのクレーム対応についても話しあったのでした。

参加者は今まで感じたことのない一体感や「志(こころざし)」、熱い思いのようなものを感じました。

大切なことは、自分の店や会社だけが儲けようなんて思わないことです。そんな場合ではないからです。抵抗勢力に負けてはいけません。ここでみんなで足並みをいかにそろえるかが大切です。


ある日、ロックダウンが解除され、久しぶりに多くの人が各店舗に足を運びます。
すると、ファッション関連のショップのマネキンは、カラフルなマスクや新素材のマスク、服とコーディネートされたマスクを着用し、店員もそのマスクをつけています。店先にはマスクと、それに合う洋服がディスプレイされていて、人集りが出来るのです。

なぜなら、ロックダウンが解除された後に、外出できる人の条件は「マスク着用」にあって、外出時は義務付けられているからです。
いやおうなくマスクを着けなければならなくなった人たちは、日本発の新しいマスクファッションに興味を持たないわけがないのです。
そして、多くの人が違和感なくさまざまなマスクを着用することが、新型コロナを終息へと向かわせます。

それに・・・・

そのマスクファッションは、まるで未来人のような、美しい近未来的なデザインとファッションだったから。

それを見た人は皆、新しい時代がはじまったことを感じたのでした。