TANOROSHI

お告げ的なことを語るため緊急開設。 魔を殺し タノロシ 楽し 神おろし

【健全なる賢い備蓄】わたしの不思議な備蓄法を公開します 5

f:id:tanoroshi:20200331211131j:plain

思い出の重いダンボー

品薄騒動がおきると「買占め許せない」ってクレームを言う人がいるわけです。「弱者のことを考えろ」とかもっともらしいことを言うわけです。
けれど、わたしの説明している(仮称)裏側の法則を活用している人は、そもそもクレームだとは感じないはず。
空っぽの棚やデマが拡散したら、そこから退避し、逃げ、避け、関わらないようにするだけだからです。「許せない」とも「腹が立つ」とも「政府が悪い」とも思わない。最初からただ「それ」を避けるだけで良い、とわかっているからです。




いまから十数年前のわたし、ものすごい貧乏でした。
働いても生活費を引いたら、何にも残らない、たぶんマイナス。
懸命に働いても、働いても、何にもならないような空虚な生活をしておりました。

でもね、
それでもわたしは、備蓄をしていたのです!
どうしてだかわかりますか?生活が苦しいからこそ、何か事件や災害があった時に、一番被害を被ると推測できたからです。それが当たり前の話だと思いました。

どのようにして、その生活がカツカツの苦しい中で備蓄をしていたのか?

意識です!!

意識の問題だと思います。危機管理の意識、自分の生活が苦しいということを客観的に見ていたからこそ、備蓄が必要だとハッキリわかっていました。


ある日、職場の上司からこんな発言が・・

上司「会社の非常食が賞味期限切れになって買い替えをするけど、切れた物を欲しい人いますか?」

わたし「ハイ!ハイ!ハイ!欲しいです!!」

まわりの人たちは「そんなものもらってどうするの?」などと言っていましたが、わたしは何が何でもそれが欲しいと思いました。消費期限じゃないのです。賞味期限が切れただけなんです。企業の責任者としては賞味期限を切らすわけにはいかないでしょう。けれど、わたし個人としては全く問題に感じませんでした。

いまは、(NPO法人フードバンクなどの努力もあって)やっと「賞味期限切れ」の認識が変化してきましたけど、十数年前は「そんなもの食べない方がいいよ」って言われる時代だったのです。
それでもわたしは、あの時代の意識を自分の中で変えて、備蓄を優先したのでした。

(この他にも、コツコツコツコツコツ・・・・と少しずつストックを増やし、でもせっかく増やしたストックがお金がなくて減って・・またコツコツコツコツ・・・と少しずつ増やし・・・とローリングストック法を「先入れ・先出し」の鉄則で増やしながら使って備蓄を増やしていたのです。わたしの備蓄は全て会社からもらったものということではありません。)

ちなみに、その時に頂いた期限切れの備蓄品っていうのが、もっっっっっのすごっっっっく激重いダンボールで!(笑)  あれから相当経ってますけど、今でもあの時のダンボールの重さは忘れられないですね。カートを借りて使っていたのに、家に持って帰るの辛かった~。途中で何度後悔したことか・・ それを4往復したんだけど(笑

それから、少し生活が楽になってきた時に、わたしが真っ先にやったことは、備蓄品を総入れ替えすることでした。あの時もらった大量の備蓄品は、その後のローリングストック法で実体は無くなってしまったけど、原初のストック数として今でも我が家に名残りがあります。

他人のせいにする弱い人にならないで

最近読んだ記事で、ケアマネとか介護関係のお仕事をしている方の話しらしいのですが。 要約すると「先々月からのトイレットペーパーの品薄でお年寄りたちが困っている、世の中にはああいうことがあると支援の手が届かない人がいることを分って欲しい」などと言われていました。そうなんですよ。おっしゃるとおりなんですよ。そうなんですけど、ね? あなたたち介護関係の人が、一番そういう事情をわかっていながら、何で備蓄していなかったんですか?備蓄してあげなかったんですか?備蓄のアドバイスをしてあげなかったんですか?と言いたい。お年寄りに一番近い所で働いていて、身体が億劫で頭の回転も鈍くなった生活の苦しい高齢者よりも、格段に俊敏に動けて様々な情報を知っているはずの、すぐそばにいる、あなたたちこそが、高齢者の備蓄事情をわかっていなくて他に誰がわかっているというのでしょうか。 世間の人が高齢者の備蓄事情を誰でも知っているわけではないのです。知らなくても当然なのです。お隣の預金額がわからないのと一緒。

マスコミとかツイッターとかでもそうですが、品薄騒動がおきると「買い占めんな!」って騒ぐけど、そうつぶやきたい心境は理解できるけれど、予想できたことが予想通りおきて、それに対応できないなんて自己管理が出来てないだけじゃないですか。

粉ミルクが品薄になってしまった地域があったみたいで「買い占められて困る」っていうツイートがありました。わかるよ!わかる!言いたいことはわかる!気持ちはわかる!わかるんだよ!わかってるよ!よくわかるけどもっ!

でも、そんなことで困っちゃうあんたも悪い!!それほど大切だと思っている粉ミルクをなぜ備蓄しておかなかった?何もかも全て殺到した人や買占めた人が悪いとは言い切れないはずだよ?
・・・・わかったかな?わかってくれたかな?わかったら、これを教訓にするんです。同じことがおきても動じない強い母親になって下さいませ。

わたしは、今年の教訓を活かし、トイレットペーパーの備蓄も(購入のタイミングに注意しながら)いずれ、さらに増やす予定です。もう何度も書いていますが、備蓄っていうのは災害がおこってからでは遅いのです。「備蓄が必要ですよ」という話しが出てくるということは、事がおこってからでは手に負えなくなることが予想できるということなんです。あとから追いかけても掴めないんです。

みなさんには、これからも「(仮称)裏側の法則」を活用して、健全なる備蓄をこつこつしていって欲しいと思います。(例えどのような時代になったとしても、コロナが終息したとしても。)

その際、まず考えて欲しいのは、「代替できないモノ」は、絶対に優先して備蓄して欲しいということです。(どういうモノが該当するのかは自分の頭で考えてね)例えをだすと、生理用品やトイレットペーパー、ティッシュ、マスクなどはその典型的なモノで、他の商品で代替することが難しいモノです。そういうモノは、混乱すると本当に手に入らなくなる恐れがあって、同時に、手元に無くなってしまうと極端に不衛生になってしまいます。感染症などのリスクが非常に高くなる恐れもあるのです。
(※政府や自治体が備蓄しておかなければいけない物資でもある。)

逆に代替がきくものとしては、醤油、味噌、塩、米、パン、パスタ、カップめんなどがその典型です。無くても他のもので代用できるはずなので、ローリングストック法で備蓄することは必要ですけど、最重要という位置づけではない。例え一時的に品薄になったとしても病気になったり、餓死する心配はないので完全に無視して大丈夫。よほど特殊な事情でもない限り、無くても生命や健康上の問題はおこらないからです。
(※今年3月末に都内で品薄騒動がおきた時に「パスタが無い」って嘆いていた人がいたらしいんですが、笑えますね。パスタ屋でもない限り無くても死なないよ。)


わたしたち全員が当たり前のように備蓄していれば、トイレットペーパー騒動もおこりにくかったし、おきても問題なかったし、それは心身の衛生上・健康上のすばらしい習慣だったはずです。

わたしたちは、東日本大震災熊本地震北海道胆振東部地震、昨年の大型台風・・・と、この10年で数々の災害を経験したり、見聞きしているはず、なのに・・・いまだに備蓄をしていない人がいるとすれば、愚かとしか言いようが無い。

例えば、

日本中の昆虫たちがスラヴ語でおしゃべりしはじめてしまい、声がうるさくて眠れない!→耳栓不足 →辞書不足

日本中のノラ猫ちゃんたちが、独身の寂しい人たちを数千匹単位で慰問に訪れる活動を開始!→猫砂不足 →チュール不足

宇宙からアイスクリームが降ってきて、下水道からう●ちがあふれ出る事件が日本中でおきています!→スプーン不足?


とか、まったく予想できない珍事なら、情状酌量の余地もあるけれど、生活必需品の備蓄はね、新型インフルの時に政府も自治体も「これからは備蓄してね」ってちゃんと言っているんですよ。ガイドラインも作られています。だれでもダウンロードできます。
予想されていたことなんです。生活が苦しくても意識を変えて備蓄をすることはできるんです。わたしのように。
だから全く情状酌量の余地なし!

わたしは備蓄で、な~んにも悪いことをしてないし、正当な備蓄です!
なぜならわたしのように備蓄することこそが!健全なる備蓄って言うからです!!


今後も品薄騒動のような事件はおき続けるでしょう。でも、(仮称)裏側の法則を使って下さい。そういう騒動は無視して、捨てておいて下さい。関わらないことです。そういうことに首を突っ込んでツイートしたりする行為は、わざわざ渋滞を見つけてその車列に加わって「ざけんな!!」って怒鳴っているような行為なんです。